❖物価の「体感」は高齢者ほど重く 上昇率、39歳以下の1.5倍 年金目減りで消費慎重 ❖

▶世代別の負担感の違いが鮮明。

高齢者は若年層よりも物価上昇に伴う負担感が大きくなっている――。ニッセイ基礎研究所が、年代別に支出品目などを調べて各世代別の物価上昇率を分析したところ、2014年からの4年間で60歳以上では39歳以下の1.5倍となった。一方で年金支給額は伸びにくい。物価の上昇幅は日銀が掲げる年2%の目標にはほど遠いものの、世代別の負担感の違いが鮮明になってきた。(日本経済新聞 2018年8月17日)