LIVES NEWS no.43
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明日誰かに話したい豆知識スイスフランプラスチク製!?オストラリアドル7⽉3⽇から新紙幣!絶⽇本対とに偽世造界のさ偽せ札な対い!策イメージ図2024年7⽉3⽇からいよいよ新紙幣の発⾏が始まります。ところで皆さんはどうして紙幣が定期的に新しくなるのか理由をご存知ですか?国内ではこれまでも20年に1度ほどのペースで新しいデザインの紙幣が⽣み出されていましたが、このように決まった頻度でデザインを変えるのは偽造防⽌対策を強化することで偽造紙幣の流通を防⽌し、⽇本円の信⽤を保つためだそうです。ちなみに偽造紙幣の発⾒枚数は令和5年度に681枚!2023年の年末に銀⾏に預けられていた紙幣の枚数は約185.4億枚でしたので約2700万枚あたりに1枚に偽札が紛れていたことになります。これだけ⾒ると偽造するのはなかなかに難しいようにも思えますが、カメラやプリンターの技術が進化していることや、紙幣が変わらないままだと偽造をしようとする⼈に研究する時間を与えてしまうことから定期的に変更しています。ちなみに旧紙幣は今後も使⽤いただけますが、タンス預⾦がある場合にはお早めの交換をお勧めします。銀⾏に預⾦する際に200万円以上ですと本⼈確認がありますのでご注意ください。実際に触って確認したい新・旧偽造防⽌技術11すかしお馴染みの偽造防⽌策がアップデート。過去の紙幣で透かしの背景は⽩でしたが、今回は模様が描かれ、より複雑なデザインと技術が使⽤されています。世界⼀の技術スイスの紙幣は⽇本に負けない偽造防⽌対策を取り⼊れており、すかし、マイクロ⽂字、視覚障害者のための深彫りインク、可変⾊インク、潜像、窓開きスレッド、両⾯刷り合わせ、発光インキ、パールインキなどと多種多様なハイテク偽造防⽌技術が採⽤されています。また⽇本では肖像画を⼿彫りで作成していますが、スイスはコンピューターを⽤いて彫刻され独特の仕上がりになっています。3Dホログラム紙幣に使⽤されるのは世界で初めての事。お札の⾓度が変わるのに合わせて顔の向きが変わります。オーストラリアの紙幣はなんとポリマー製のプラスチックで作成されており、真ん中部分が透明で特殊ホログラムが挿⼊されており⾓度によって⾊が変わります。このプラスチックのお札は今ではシンガポールを始め世界29カ国で採⽤されていますが、世界で初めて導⼊したのはオーストラリアだったそうです。もはや紙幣ではなくポリマー幣と呼んでもいいくらいですね。潜像模様こちらは継続して採⽤される模様技術。⾓度を変えると数字が浮かび上がります。パールインキ特殊な塗料で左右両端の余⽩部分がピンク⾊の光沢が出ます。

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